リヤドロは高価な製品のためインターネット上で購入する際にはレプリカに注意が必要ですが、正規品の中にも実は1級品と2級品の区別があります。この区別をするためには全リヤドロ作品に付与されている刻印について学んでおく必要があります。
1級品/2級品の区別
リヤドロには品質基準があり1級品と2級品が区別されています。インターネット上でリヤドロ作品を検索した際同一の作品でも大きく値段が異なるものがヒットすることがありますが下記特徴から品質のチェックをお勧めします。
1級品
リヤドロの厳格な規格通りに出来上がった作品です。公式サイトやリヤドロ正規代理店では1級品のみが販売されています。
2級品
部分的に傷や破損、色付けに不具合がある等リヤドロとして品質上認められない作品となります。
大きな特徴としてロゴのベルフラワーが削り取られています。
リヤドロロゴの歴史
~1960年
これらは1960年以前の公式とされている刻印です。
Lladroの最初の「L」の底が細長くなっている点が特徴となっていて「Valencia」→「Espana」→「Made in Spain」の文字が含まれるようになり、次に紹介する1960年に採用された公式Lladroマークの原型となっています。
1960~1963
初めてのリヤドロ公式マークとなります。
1964~1970
Espanaの文字がLladroの下から抜けています。
1971~1974
刻印から青いスタンプへと変わりベルフラワーが登場しています。現在のものと比べると複雑でLladroの「o」の強調「’」が省略されています。
1974~1977
省略されていた強調「’」が追加されています。
1977~1984
DAISAの著作権が追加されています。DAISAはDisenos Artisticos E Industriales, S.A.を表しスペインのリヤドロ販売法人です。
1984~1989
DAISAの著作権年度が追加となっています。
1990~
ベルフラワーが現在のシンプルでチューリップに近いデザインに変更となり、フォントもこれまでと別のものを用いています。
Collector’s Lladro Mark
Lladro Collector’s Society(現Lladro Gold Club)会員限定作品に付与される刻印(調査中)
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