お手入れ
非常に高価な作品であるリヤドロを価値を落とさずに末長く楽しむためには繊細なお手入れが必要です。この記事では、リヤドロの陶磁器を美しく保つためのお手入れ方法について紹介します。
日常のお手入れ
リヤドロの陶磁器は、日常的なお手入れをすることで美しさを長持ちさせることができます。以下は、日常のお手入れのポイントです。
- 陶磁器の表面を柔らかい布で軽くふき取ることで、ほこりや汚れを取り除きます。
- 濡れた布を使って拭く場合は、水気を完全に拭き取り、乾燥させてから収納します。
- 高温や湿度の高い場所から遠ざけ、直射日光を避けることも重要です。
汚れの取り扱い
もし陶磁器に頑固な汚れや mancha（シミ）がついてしまった場合は、以下の方法で取り扱います。
- 陶磁器の表面に薄めた中性洗剤をつけた柔らかい布で優しく拭きます。強い摩擦や硬いブラシの使用は避けてください。
- シミが残った場合は、水と中性洗剤を混ぜた糊状のペーストを作り、シミに塗布します。しばらく放置し、乾燥したら布で拭き取ります。ただし、強い漂白剤や酸性の洗剤は使用しないでください。
保管方法
リヤドロの陶磁器を美しく保つためには、適切な保管方法も重要です。
- 陶磁器は、個別に包んで保管することが望ましいです。柔らかい不織布や酸性のないティッシュペーパーを使用し、直接接触を避けます。
- 保管場所は、湿度と温度の管理がしやすい場所が理想的です。また、震動や衝撃から守るために、安定した場所に保管しましょう。
注意事項
リヤドロの陶磁器をお手入れする際には、以下の注意事項にも留意してください。
- 高温の水や急激な温度変化は、陶磁器を傷つける可能性があります。温かい水を使用し、ゆっくりと乾燥させることが大切です。
- 金箔や特殊な仕上げが施されている場合は、金箔部分に直接触れないように注意してください。
まとめ
リヤドロの陶磁器を美しく保つためには、定期的なお手入れと適切な保管方法が重要です。この記事で紹介したお手入れ方法を実践することで、あなたのリヤドロのコレクションが長く輝き続けることでしょう。美しい陶磁器を楽しむために、大切にお手入れしてください。
修理
リヤドロの陶磁器は、その美しいデザインと繊細な作りが特徴ですが、長年の使用や事故によって破損することがあります。しかし、幸いにもリヤドロの陶磁器は修理が可能です。この記事では、リヤドロの陶磁器を修理する方法について基本的なガイドを紹介します。
- 破損箇所の評価: まず、破損した陶磁器の状態を評価することが重要です。破片が欠けている場合は、できるだけ欠片を集めて保管しましょう。破損箇所が欠けているだけで、破片がない場合でも、修理が可能な場合があります。
- 修理オプションの検討: リヤドロの陶磁器の修理には、以下のようなオプションがあります。
- 自己修復: 破損箇所が小さな欠けやひび割れである場合、市販の接着剤や修復キットを使って自己修復が可能です。
- 専門修理業者への依頼: より複雑な破損や修復が必要な場合は、リヤドロの公式修理サービスや信頼できる専門の修理業者に修理を依頼することが適切です。
- 修理業者の選択: 修理業者を選ぶ際には、信頼性や実績、修理費用、修理期間などを考慮する必要があります。リヤドロの公式修理サービスを利用する場合は、公式ウェブサイトで詳細を確認しましょう。また、信頼できる専門の修理業者を選ぶ際には、口コミや評価を調べることもおすすめです。
- 修理の手順: 修理業者に修理を依頼する場合、手順は修理業者によって異なりますが、一般的には以下のような手順になります。
- 破損箇所の評価と見積もりの提供
- 破損箇所の修復作業（欠片の接着、ひび割れの補修など）
- 修復後の仕上げ（ペイントの補修、光沢の調整など）
保証
リヤドロ正規品にはリヤドロ アシュアランス プログラム（LAP）と呼ばれる保証がついていて以下の保証を受けることができます。
【補償内容】
https://www.lladro.com/ja_jp/lladro-assurance-program-conditions/
1、作品が破損してしまった場合、リヤドロ正規販売店にて、その時点のメーカー希望小売価格から、
33％割引で同一の作品を有償交換（再購入）していただけます。
※ 破損した作品が制作終了になり在庫がない場合は、同価格かそれ以下の価格の作品を、その時点の
メーカー希望小売価格から33％割引でご購入いただけます。
2、ジュエリーコレクションについては、購入日から2年間以内に破損してしまった場合、作品を無償交換いたします。
ご購入から2年間が経過した場合は、通常の有償交換サービスが適用されます。
※ 作品の無償交換は1回のみとさせていただきます。交換した作品は再度LAP登録が必要となります。
※ 交換対象の破損品は回収させていただきます。
※ 交換対象の作品が制作終了となり、承れない場合がございます
※ 破損が生じた場合、無償交換はリヤドロジャパン カスタマーサービスにご連絡ください。
3、リヤドロ直営店（リヤドロ銀座サテライトブティック）、または公式サイトからLAP対象の作品をご購入いただき、
ご購入日から3か月以内に作品が破損してしまった場合、作品を無償交換いたします。
ご購入から3か月が経過した場合は、通常の有償交換サービスが適用されます。
保証外・軽微な破損
リヤドロの陶磁器の自己修復方法について、以下の基本的な手順をご紹介します。ただし、複雑な破損や貴重な作品の場合は、専門の修理業者に依頼することをおすすめします。
- 必要な材料の準備:
- 陶磁器用の接着剤: 高品質で透明性のある陶磁器用の接着剤を選びます。市販の接着剤を使用する場合は、陶磁器に適したものか確認してください。
- クリーニング用具: 綿棒や柔らかい布、アルコールなどを使用して、修復箇所をきれいに清掃します。
- 破損箇所の準備:
- 破片の整理: 欠けた部分がある場合は、欠片をできるだけ集め、細かい破片がないか確認します。欠片がない場合でも、接着剤を適用することで修復することができます。
- サンディング: 修復箇所の周囲をやすりや研磨紙で軽く研磨し、表面を滑らかにします。これにより、接着剤がしっかりと密着することができます。
- 接着剤を適用:
- 接着剤の使用: 接着剤を破損箇所に適量適用します。注意点として、接着剤が陶磁器の表面に付着しないようにすることです。必要に応じて綿棒や楊枝を使用して、接着剤を正確に適用します。
- 接着: 破損した部分をゆっくりと正確に合わせ、接着剤が乾燥するまでしっかりと押さえます。乾燥時間は接着剤の種類やメーカーの指示に従ってください。
- 仕上げと注意事項:
- 余分な接着剤の除去: 接着剤が乾燥したら、余分な接着剤を柔らかい布で丁寧に拭き取ります。透明性のある接着剤を使用していれば、修復箇所が目立たなくなるはずです。
- 油性ペンやペンキの使用: 修復箇所が目立つ場合、陶磁器の色に合わせた油性ペンやペンキを使用して、修復箇所を着色することができます。
重要な注意事項:
- 貴重な作品や高価な陶磁器の場合は、自己修復する代わりに専門の修理業者に依頼することを検討してください。
- 自己修復は一時的な解決策であり、修復箇所は強度が低くなる可能性があるため、注意が必要です。
- 修復箇所に力が加わる可能性のある取り扱いや展示を避けることが重要です。
以上が、リヤドロの陶磁器の自己修復の基本的な手順です。
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